【6月26日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)荊州市(Jinzhou)にある卸甲山(Yujiashan)は、1800年余り前に「三国志」の英雄、蜀漢の武将・関羽(Guanyu)が荊州(Jingzhou)を守備していた時期に、戦いを終えて帰る際によろいを外して(「卸甲」は中国語でよろいを脱ぐこと)、将兵に賞与を授けてねぎらい、勝利を祝った場所。後に人々はこの地を「卸甲山」と呼ぶようになった。

 明代初め、湖北荊州の庶民は関羽を記念して「関羽祠」を建て、「忠、義、仁、勇」の精神を大いに発揚した。元の建物は第2次世界大戦で焼失し、現在の関羽祠は国家文物局と湖北省人民政府の承認を経て再建したもの。明・清代のこの地域の建築様式の特徴を備え、「天下第一」の関羽祠とたたえられる。(c)Xinhua News/AFPBB News